当社では、常に新しい技術の研究開発にチャレンジしています。
以前より当社では、各部署から選抜されたメンバーで編成されたプロジェクトチームを結成し、業務の傍ら、建設分野のみならず、環境分野、農業分野等、多方面に亘る研究開発を行ってまいりました。
2016年からは新たに技術部を創設し、技術部環境開発課が中心となって新技術への取組みを行ってまいります。
最近の取り組みをご紹介します
車両用ゲート開閉装置
「車両用ゲート開閉装置」の特徴
「車両用ゲート開閉装置」は、工事現場からダンプ等の大型車が荷台を下げ忘れて公道に出た際に、上空占用物を損傷してしまうことを防止する装置です。
工事現場出入口等に設置した装置の開閉バーにより、物理的に大型車を止め、音声やミラーにより荷台の確認と注意喚起を促し、荷台確認の不履行を低減させます。
特許申請:特願2023-088694 「車両用ゲート開閉装置」
ニューマチックケーソン沈下掘削の施工管理ソフト
「ニューマチックケーソン沈下掘削の施工管理ソフト」の特徴
本技術は、ニューマチックケーソンの施工において、日々の沈下掘削(偏心)管理を行うことができるソフトです。
ケーソン基礎、躯体の角4点の座標を入力することで、設計と現況の差を計算し、現況がどのくらいズレているのかを図で表示します。
本ソフトにより、図化することで視覚的にわかりやすく、作業員との日々のコミュニケーションツールとして活用できます
飛び石防止装置
「飛び石防止装置」の特徴
「飛び石防止装置」は、大きな防護柵を有した車載型の装置となっています。
道路枠の草刈り作業等に使用できます。
本装置は、以下のような特徴があります
- 従来の防護柵(高さ1m×横2m程度)から、防護面積を高さ2m×横5.4mに拡大
- 従来は作業員が防護柵を手で持ちながら並行していたものを、車載型にすることで手持ちの負担を軽減
- 市販の軽量鋼管を使用しているため、軽量で装置の組立・解体が2人で可能かつ、軽トラックの荷台に載せて運搬が可能
コンクリートひびわれ計測支援システム ICRS
「コンクリートひびわれ計測支援システム ICRS」の特徴
「コンクリートひびわれ計測支援システム ICRS」は、小規模橋梁点検作業において、点検作業を支援するシステムです。
従来は点検を行う際に、梯子等で高所を点検するような危険な作業があることや、手書きのスケッチ図から図面を作成していたため、正確性、客観性に疑問が残る問題がありました。
本装置を利用することにより、地上から専用の撮影装置を利用して点検出来る為、安全に点検業務が行えます。また、写真を利用することで損傷の幅、位置も正確に客観的に表すことができます。
特許:第6734583号 「橋梁などの構造物を検査するための画像処理システム、画像処理方法及びプログラム」
特許:第7044331号 「橋梁などの構造物を効率的に検査するための画像処理システム、画像処理方法及びプログラム」
場所打ちコンクリート杭施工用スペーサー
「場所打ちコンクリート杭施工用スペーサー」の特徴
「場所打ちコンクリート杭施工用スペーサー」は、場所打ち杭工における、杭鉄筋の偏心誤差を抑制する事を目的とした発砲樹脂製のスペーサーです。
従来は杭体内に鋼製のスペーサーを使用していましたが、本製品は杭頭処理部に設置するものであり、精度向上による出来形品質の向上とともに、杭頭処理の斫り作業の効率化が期待できます。
実用新案:第3211668号 「場所打ちコンクリート杭施工用スペーサー」
過去の取り組みはコチラから
カーボンクレイ工法
「カーボンクレイ工法」の特徴
「カーボンクレイ工法」は、従来の土舗装にリサイクル炭化材を混ぜることにより生活環境に潤いを与えます
- 環境保全・改善効果
- ヒートアイランド現象の緩和・積雪遅延効果
- 足への負担を軽減
- 経済的な工法
炭紙
「炭紙」の特徴
「炭紙」は、古紙のうちリサイクル時に残る未利用分を炭化させ、紙に添加させた古紙炭リサイクル製品です。
- 優れた脱臭・吸着効果
- 優れた抗菌・防虫効果
- 優れた環境改善効果
- 優れた取り扱い性
ミミズコンポスト
「ミミズコンポスト」の特徴
「ミミズコンポスト」は、コンポストという堆肥を作る容器にミミズを入れ、その中に入れた生ゴミをミミズが食べることでフン(肥料)に変えることができるため、環境に優しい技術となっています。
このミミズコンポストを活用することで、できた堆肥は栄養豊富なため、家庭菜園や花の栽培に使用できることや、ゴミの焼却が減るため、処理に使う二酸化炭素の排出量が削減されます。
プロトニクスを活用したイチゴ栽培
「プロトニクスを活用したイチゴ栽培」の特徴
「プロトニクスを活用したイチゴ栽培」は、微小超低周波交流磁界によって水分子クラスタを自己組織化させ、活発に働くプロトンの働きで生物の細胞を活性化させ、健康増進、養殖、栽培の促進、環境浄化などバイオインダストリ関連の分野を工学的に推進する新しい生物物理化学手法をプロトニクスといいます。
プロトニクスを活用し、イチゴの栽培過程に、プロトニクス発生装置を組み込むことにより、良質で生育の良いイチゴの収穫を可能とする植物活性化システムを開発し、実用化を図りました
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- 土木工務部 TEL.058-251-6105